2010年06月02日

【以外に知られていないですネ!】

和歌山県紀の川市のブリーダー

アニマルスタッフ の和田です。


もうすでに始まっているのではないでしょうか?

【これからは換毛の季節です】家の中で犬を飼っている方には大変な季節がやってきましたね。


掃除機とロールクリーナ(コロコロ)で愛犬の後ろを着いていかなければ

いけないほど毛が抜け落ちますよね。


【犬には2種類の毛があることをご存知ですか?】
(オーバーコート)皮膚を保護するために生えています。
(アンダーコート)保温の役割をしています。

犬の毛は一年に2回(春と秋)に抜け替わります

これが換毛期です。

換毛の原因は日照時間と気温に関係があり、春になって日照時間が長くなってくると密集している冬毛が抜け始めて粗めの夏毛に変わっていきます。

そして秋頃から気温が下がってくると夏毛が抜けてふわふわの冬毛が生えて
寒さに耐えられるようになります。



【ダブルコートの犬種】
シェットランドシープドッグ(シェルティー)、ポメラニアン、柴犬、ミニチュアロングダックス、ゴールデンレトリーバー、ラブラドールレトリーバー、ロングチワワ、ウェルシュコーギー、ミニチュアシュナウザーなどです。




毛を掻き分けてみると解りますが、中にわた毛が密集しています
これがこれからの季節、抜け落ちるのです

犬たちも早く抜け落ちないと、いつまでも冬物のコートを着ているみたいで暑がります。


【シングルコートの犬種】
トイプードル、ヨークシャーテリア、シーズー、マルチーズ、パピヨン、スムースチワワ、ミニチュアダックス(スムース)などです。



トイプードルなどの人気の一つがやはり抜け毛が少ないことです。

どんな犬種も一定のサイクルで発毛と脱毛を繰り返しています
これを【毛周期】と言って【成長期】⇒【退行期】⇒【休止期】があり、
人間と同じで、休止期が続くと古い毛の下から新しい毛が生えてきて
古い毛を押し出します。

毛周期は個体差があって抜け毛の多い少ないがあります。



【ここで質問です】

プードルやマルチーズ、ヨークシャーテリアなどの長毛種とビーグルやラブラドールレトリーバーなどの短毛種では、どちらが抜け毛が多いと思います!?


正解は・・・





「短毛種」です。


長毛種は毛周期が長く、毛の伸びる成長期が長く続くので比較的抜け毛は少なめです
短毛種は毛周期が短く短期間で毛が抜けるのでその分、抜け毛が増えます。
(パグやフレンチブルドッグ、ジャックラッセルテリアなどは年中、パラパラ毛が抜け落ちている場合もあります)




ただし長毛種はその分毛が汚れたり、もつれたりするのでメンテナンスを
マメにしてくださいね。



【しかし最近思うことですが・・・】

室内飼いをしている犬の場合、冬は毛が密集する季節なのに我々は暖房をしますので彼ら春が来たと勘違いして換毛している場合があります(特にこたつの中やヒーターの前に一日中いる犬たち)

そして夏になって換毛しないといけないのに、我々はクーラーを入れて室温を下げるので冬が来たと思って換毛しない犬もいるようです。

これからの季節、ダブルコートの犬種のために毎日のブラッシングで早い目にアンダーコートを取り除いてあげて少しでも涼しくしてあげてくださいね。  


Posted by タカさん at 11:30Comments(2)役立つ情報