2009年01月22日
【めぐり合わせって・・・】
今日は、ブラックプードルの「ピッピちゃん」がシャンプーに来てくれました
プードルのカットと言うと現在は「ティディベアカット」が主流ですが
ピッピちゃんのオーナーさんは、顔や手先を剃った昔ながらの
カットが好きなのです。
そして仕上がったカットを見て喜んで連れて帰ってもらいます。
幸せ真っ只中のHさん家族。
しかし今は幸せなピッピちゃんですが・・・
このピッピちゃんも、Hさんも家族になるまでには
苦悩があったのです。

数年前、私はいつものようにトリミングするお客さんのワンちゃんの送迎で
車を走らせていました。
Hさんと私のお店は近所でした
もう少しでHさんの家の前を通過するなぁと思って運転していると
物凄いスピードで対向した車がありました。
その道はそんなに広い道ではありません。
「なにもこんな狭い道でスピード出さなくても・・・」と
思いながら対抗しました。
すれ違って数秒経った頃でしょうか
前方になにか、黒い物体が・・・
近づいていくと、それはHさんが仔犬の頃から大切に育てている
ブラックプードルだったのです。
慌てて車から降りた私は、すぐにその子を抱き上げて
Hさんの家に声をかけました
「お宅の子が事故にあった!」
「僕の車ですぐに獣医さんに運ぶから、すぐに来て!」
私は病院に着いて、すぐに先生に診察してもらいました。
しかし、その子は即死状態ですでに絶命していました。
あとから病院に駆けつけたHさん家族に事情を説明しました。
号泣する家族。
きっとさっき対向した車に引かれたのでしょう。
仔犬のころから大事に育てられて、いつもトリミングに出していただいて
いたワンちゃんだったのに・・・
Hさんの心の傷は時間が経っても癒されませんでした。
店に遊びに来ていただいても、子犬を見ると
あの子のことばかり話していました。
「いつの日か、またあの子と同じ子を迎えたい」
大切にされていた子ですから当然です。
そんな時です。
H市で仔犬の頃から当店でトリミングしていただいていた
ブラックプードルの家族の方から電話がありました。
なんてことなんでしょ・・・
そのプードルを飼っていた方が、亡くなったという内容でした。
その方の娘さんが嫁ぎ先から「仔犬の頃からお世話になっているので、里親に
なってもらえないか」と言う内容でした。
しばらく考えた末、私はHさんに話を持ちかけてみました
Hさんとしては、「一度合って見てから家族と相談する」
ということでした。
Hさんも心の踏ん切りが付いていなかったのでしょ
でもしばらくして「新しい家族」として、その子を迎え入れてくれるように
なりました。
その子が、「ピッピちゃん」なんです。
ピッピちゃんは以前と同様に大切に育てられています。
Hさんもピッピちゃんも、悲しい過去がありましたが
今は凄く幸せです。
これからも元気で幸せにね。

ピッピちゃんも、すでに高齢犬になってきて
毛色も退色してきていますが、病気しらずの元気なプードルです。



今日はシャンプーだけだったので、体や足のカットはしていません。
シャンプー後も、愛嬌たっぷりの「ピッピちゃん」でした。

プードルのカットと言うと現在は「ティディベアカット」が主流ですが
ピッピちゃんのオーナーさんは、顔や手先を剃った昔ながらの
カットが好きなのです。
そして仕上がったカットを見て喜んで連れて帰ってもらいます。
幸せ真っ只中のHさん家族。
しかし今は幸せなピッピちゃんですが・・・
このピッピちゃんも、Hさんも家族になるまでには
苦悩があったのです。
数年前、私はいつものようにトリミングするお客さんのワンちゃんの送迎で
車を走らせていました。
Hさんと私のお店は近所でした
もう少しでHさんの家の前を通過するなぁと思って運転していると
物凄いスピードで対向した車がありました。
その道はそんなに広い道ではありません。
「なにもこんな狭い道でスピード出さなくても・・・」と
思いながら対抗しました。
すれ違って数秒経った頃でしょうか
前方になにか、黒い物体が・・・
近づいていくと、それはHさんが仔犬の頃から大切に育てている
ブラックプードルだったのです。
慌てて車から降りた私は、すぐにその子を抱き上げて
Hさんの家に声をかけました
「お宅の子が事故にあった!」
「僕の車ですぐに獣医さんに運ぶから、すぐに来て!」
私は病院に着いて、すぐに先生に診察してもらいました。
しかし、その子は即死状態ですでに絶命していました。
あとから病院に駆けつけたHさん家族に事情を説明しました。
号泣する家族。
きっとさっき対向した車に引かれたのでしょう。
仔犬のころから大事に育てられて、いつもトリミングに出していただいて
いたワンちゃんだったのに・・・
Hさんの心の傷は時間が経っても癒されませんでした。
店に遊びに来ていただいても、子犬を見ると
あの子のことばかり話していました。
「いつの日か、またあの子と同じ子を迎えたい」
大切にされていた子ですから当然です。
そんな時です。
H市で仔犬の頃から当店でトリミングしていただいていた
ブラックプードルの家族の方から電話がありました。
なんてことなんでしょ・・・
そのプードルを飼っていた方が、亡くなったという内容でした。
その方の娘さんが嫁ぎ先から「仔犬の頃からお世話になっているので、里親に
なってもらえないか」と言う内容でした。
しばらく考えた末、私はHさんに話を持ちかけてみました
Hさんとしては、「一度合って見てから家族と相談する」
ということでした。
Hさんも心の踏ん切りが付いていなかったのでしょ
でもしばらくして「新しい家族」として、その子を迎え入れてくれるように
なりました。
その子が、「ピッピちゃん」なんです。
ピッピちゃんは以前と同様に大切に育てられています。
Hさんもピッピちゃんも、悲しい過去がありましたが
今は凄く幸せです。
これからも元気で幸せにね。
ピッピちゃんも、すでに高齢犬になってきて
毛色も退色してきていますが、病気しらずの元気なプードルです。
今日はシャンプーだけだったので、体や足のカットはしていません。
シャンプー後も、愛嬌たっぷりの「ピッピちゃん」でした。
Posted by タカさん at
22:02
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