2009年05月03日
【並行輸入ドッグフードって、どう!?】
先日の続きですが、みなさん並行輸入ドッグフードって
知っていますか?
正規代理店以外の業者が、個人輸入したドッグフードです。
正規代理店の場合は、輸出国のメーカーとエージェント契約を
していますので、しっかりした輸送方法で日本に届けられます
特にこれから暑くなりますので、赤道付近を通ってくる船便の荷物室は60度くらいになるそうです。
だからドッグフードが入っているコンテナも、温度調節できるものを使用し、日本に到着後も品質管理をして再チェックしています。
しかし並行ドッグフードなどは現地の港に無造作に積まれていて温度管理をしていないものもありますし、輸送コンテナも安価なものを使用します。
そして日本に着いても温度管理されていない倉庫に積まれていることが多いのです。
日本は高温多湿な国です
現地で販売されている物と、水分が違うドッグフードもあります
(日本より水分が多い目)
国内販売されているドッグフードはほぼ水分が10%くらいです
そうしないとカビやすいのです。
それをそのまま粗悪な方法で輸入するとどうなるか、考えてみてください。
そして、並行輸入業者には、製造元からのリコールなどの情報がほとんど入ってこないのです。
以前、ある動物病院の先生から聞いた話では、ラブラドールレトリバーを飼っている方が、最近犬が下痢をしたのでドッグフードの量を少ない目に与えて様子をみていたのですが、酷い血便になったので病院にきたそうです。
便を顕微鏡を使って診察した結果、与えているドッグフードを
飼い主さんにもってきてもらったそうです。
するとそのドッグフードは酸化が進んで腐敗していたのです
飼い主さんは量販店で販売していた並行ドッグフードを
買って与えていたそうです。
理由は、正規物より安いからという理由でです。
値段だけで判断してしまった結果、愛犬を苦しめたと
かなりショックを受けて帰られたそうです。
みなさんも大切な家族の一員に、少しでも知識を付けてください
愛犬雑誌やテレビのCMで宣伝しているからという安易な考えでなく、何が入っているかを調べてくださいね。
今後は、ドッグフードの基準、有害な物質などについて
書いていきますので、興味のある方は読んでくださいね。
2009年05月03日
【6月1日から施行されるペットフードの安全性とは】
現在、人間の世界でも「食の安全性」が問題に
なっていますよね
みなさんが大切に、そして家族に一員として飼っている
愛犬が食べているドッグフードの安全性について
6月1日からペットフードの安全性の確保を図り、ペトの健康を保護し、動物の愛護に寄与する「動物の愛護及び管理に関する法律」が施行されます。
そのことについて、数回にわけて解りやすいように
説明していきます
みなさんが、何気なく購入しているドッグフードの中身は・・・
聞いただけで、ぞっとするものばかりなんです。
大切な愛犬のためにと購入しているドッグフードが
原因で病気になっているワンちゃんが非常に増えています。
今まで、こういう法律がなかったので殆どの国内メーカー
に騙されていたペットオーナーのために、やっと国が動いてくれました。
【この法律成立の背景】
去年3月16日にカナダにある北米最大のペットフード製造会社
によるリコール発表がありました。
ドッグフードを製造するために輸入した中国産の原料にメラミンという化学物質が意図的に混入されていて犬、ネコに
健康被害が出ているというものでした。
ペットフードのリコール慣れしている北米でも大きな驚きだったのです。
日本では対岸の火事程度の認識だったのですが、3月17日
(カナダのリコール発表の翌日)以降、日本でも輸入業者を
主体に敏速に対応していると思われていたのですが、
アメリカでのリコール対象のドッグフードが日本の東北地方
にある量販店で販売されていたのです・・・
このつづきは次回にします。
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